誰かに見守り役のバディを頼まれたのかもしれません。あるいは、大切な人が毎日何時間もスマホに奪われているのを見て、自分に何ができるのか考えているのかもしれません。
このふたつの状況では、ほぼ正反対のアプローチが必要です。混同すると、善意の手助けが関係のぎくしゃくに変わってしまいます。
頼まれた場合
いい知らせです。役目は思っているよりずっと小さく、うまくやるコツは、ほとんどの場合、本能が言うよりも少なくやることです。
役目は答えること。見張ることではない
よくできた仕組みなら、誰かを監視することはありません。相手が何かを解除したいときにリクエストが届き、承認か拒否をするだけです。相手の使用状況の統計、アプリのリスト、スケジュールは見えません。Disconnectで見えるのは、ルールの名前と、相手が書いた理由だけです。
役割を広げたくなっても我慢しましょう。様子を聞いたり、調子はどうかと尋ねたり、スマホの使い方に口を出したりすると、すっきりした仕組みが監視に変わります。そして監視されると、人は隠すようになります。
「ダメ」と言うことこそが役目
ここがいちばん難しいところです。友達がもっともらしい理由を添えてリクエストを送ってくると、断るのは冷たいように感じます。
でも、そうではありません。相手は頭がさえているときにルールを決め、あとで自分が食い下がるとわかっていたからこそ、あなたに守ってほしいと頼んだのです。言い返してくるのは新しい情報ではなく、相手が予想していたことそのものです。
すべてのリクエストを承認していたら、仕組みはただの飾りになり、相手の1か月を知らないうちに無駄にしてしまいます。
最初に一度だけ、ルールを決めておく
最初の5分で、トラブルのほとんどを防げます。相手にこう聞いてみましょう。
- どんな理由ならOK?短いリストにしておきます。それ以外はすべて「ダメ」です。
- 食い下がってきたら、どうすればいい?落ち着いている今のうちに、踏みとどまってほしいと相手自身に言ってもらいましょう。
- 承認はどれくらい有効にする?用事を済ませるのに十分な時間であって、その夜ずっとではありません。
相手自身の言葉を振り返れるようにしておけば、断ることはあなたが相手を判断することではなく、指示に従うだけのことになります。
個人的に受け取らない
ときには、そっけないメッセージが届くこともあるでしょう。それはあなたではなく状況に向けられたもので、たいてい1時間もすれば消えています。本当に気になるなら、そう伝えて役を降りましょう。それは正当な選択で、最初に選択肢として合意しておく価値があります。
頼まれていない場合
こちらのほうが難しいケースです。正直に言うと、できることは限られていて、ほとんどが間接的です。
うまくいかないこと
スマホの使い方に口を出す。スクリーンタイムについての記事を送る。相手の代わりにアプリを設定する。どれだけスマホを見ているか、遠回しに指摘する。どれも確実に相手を身構えさせ、身構えた人は使用を減らすどころか、隠れて使うようになります。
うまくいくこともあること
- 相手がすべきことではなく、できることの選択肢を変える。散歩、スマホなしの食事、手がふさがる活動を提案しましょう。説得より仕組みです。
- 何も言わずに、自分がやってみせる。自分のスマホを別の部屋に置いて、それについて何も言わない。どんな議論よりも説得力があります。わざわざ宣言するのは逆効果です。
- 一度だけ、はっきり伝えて、あとはやめる。それが自分にどう影響しているかを、落ち着いて正直にひと言伝え、二度と繰り返さない。これはどんな説得キャンペーンよりも効果があります。繰り返すと、本当の気持ちも、相手が聞き流すことを覚えた雑音になってしまいます。
- バディになると、一度だけ申し出る。そういう方法があること、喜んで引き受けることを伝えましょう。あとは完全に相手に任せます。
本当はスマホの問題ではないとき
スマホの使いすぎは、別の何かの結果であることがよくあります。ストレス、孤立、現実逃避、気分の落ち込み。もしそれが本当に見えているものなら、どんなブロッカーも解決にはならず、症状だけを押さえつけると、相手は原因とひとりで向き合っているような孤独を深めてしまうかもしれません。
そんなときに役立つのは、ごく普通のことです。元気かどうか、心から聞いてみましょう。